1年1組 学級活動

集合写真

7月16日の海の日に,1年1組は球磨川でラフティング体験とバーベキューをしました。

午前7時半に学校に集合後,日方先生,生徒36人,保護者17人で,球磨郡球磨村に向かいました。休憩をいれておよそ2時間で現地に着くと,さっそく水着に着替え,ウエットスーツ,ライフジャケット,ヘルメットを着用しました。慣れない装備に,皆で確認,協力し合いながらベルトをしめたりしていました。その後,インストラクターからラフティングで注意しなければならないことの説明を受けました。「パドルを決して離さないこと」「落ちても川底を蹴りあげず,浮いて待っておくこと」など一歩間違えれば,ケガをするということから,生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

そして,5つの班に分かれてゴムボートに乗り込みました。関係者の方によると,数日前の大雨で水量が多く風もほどよい,まさに“ラフティング日和”ということでした。コースはおよそ8キロで,途中には流れが急に激しくなる“瀬”と言われるポイントがいくつかあり,生徒たちはその“瀬”にさしかかると,ともに声をかけ合い協力しながら,乗り越えていました。また,流れが緩やかなところでは,インストラクターの指導の下,川に飛び込んで流れに身を任せたりする生徒たちの姿も見られました。途中の高さ5メートルほどある岸壁のポイントでは,ボートから降りて岩に登り,希望する生徒たちが,一人ずつ飛び込んでいました。中には,飛ぶ直前で足が止まり,周りの友人たちからの声援を受け,意を決し飛び込む生徒もいました。

ボートに乗り込む様子の写真 ラフティングの様子の写真 岩の上から川に飛び込む様子の写真

2時間ほどでラフティングが終了し,川沿いのロッヂで保護者とともにバーベキューを楽しみました。保護者の皆さまは3か月ほどたった学校生活の様子などを話すなどして親睦を深めていました。

バーベキューの様子の写真

この活動を通して,一見穏やかに見える川でも,流れが急に変わる箇所があることなど生徒たちは自然の危険性を学んでいました。実際に川の流れに乗ることで、自然の中で起きる事象は事前に教科書で学んできた川の流れのような単純なものではないことを自らの体で体験することができたのです。また,球磨川によって作られた巨大な渓谷,瀬と淵との川底の違い,川辺に住む生き物たちなど生徒それぞれに体験を通じて多くのことを学ぶことができました。そして,ラフティングで同じ班の仲間と協力しながら白波立つ難所を乗り切ったことで,友人たちとの信頼関係もより一層深まったことと思います。

日方先生からも「子供たちは自然の楽しさとともに怖さも感じていた。しかし,その怖さを一致団結して乗り越えたことで,一層信頼関係が強まった。また,保護者の方々が子供たちの意向を実現するために調整していただいたことに感謝の気持ちを持っていた」などの感想をいただきました。生徒たちからは「またみんなと一緒に行きたい」などの意見が聞かれ,いつもと違う環境で友人たちと過ごした時間は,忘れられないものになっているようでした。

最後に,遠方での活動で,通常よりも費用が高めになることから,参加者がどのくらいになるのかが予測しにくかったにも関らず,事前調査やヒアリングを実施するなどし,実現にご尽力いただいた先生や学年幹事,学級幹事の方々には大変お世話になりました。そして,緊急の事態に備えるために,自家用車でコースを並走していただいた保護者の皆さまにも感謝申し上げます。

1年1組 情報委員