第2回 響きあいセミナー

  • 日時  平成30年10月31日(水)14:00~16:00
  • 場所  熊本大学教育学部附属中学校 視聴覚室
  • 演題  「やる気を引き出す声かけ~ペップトーク」
  • 講師  髙野 聡 先生
    熊本機能病院併設 熊本健康・体力づくりセンター 健康科学トレーナー
    (一財)日本ペップトーク普及協会ペップスピーカー
  • 参加者  在校生保護者98名,先生3名

髙野先生の写真

講師 髙野 聡先生

<セミナーの趣旨>

夏休みを通じて研修委員各自がセミナーのテーマを検討し,集約した結果「やる気を引き出す声かけ」が選ばれました。「ペップ」とは英語で元気,活力という意味があり,「ペップトーク」は選手,生徒,部下などを励ますために指導者が本番前に使う激励のショートスピーチで,現在やる気を引き出す声かけとして注目を集めています。思春期を迎えた各家庭での参考になればと,熊本でペップトーク普及に努める髙野聡先生を講師にお招きしました。

 

<講演概要>

セミナーでは,応援したい相手とのラポール(信頼関係)を築いたうえで,存在・行動・結果を承認し,「してほしいこと」をそのまま伝える短く肯定的な言葉が,潜在能力を引き出すことができると学びました。例えば「ミスをしないように」と「してほしくないこと」を否定する形で声を掛けると,相手の脳には「ミス」という言葉がすり込まれてしまい,結局はミスを呼んでしまうそうで,「全力を出し切ろう」「楽しんでやってこよう」と伝えたほうがよいそうです。そのためにはドリームサポーターである私たち自身も「セルフペップトーク」を習慣づけ,前向きになることが大切と教えていただきました。

 

<当日の様子>

髙野先生のはつらつとしたペップトークに元気づけられ,最後の「お弁当エピソード」では本校がお弁当持参であることもあり,一同がほろりと涙する場面もありました。質問コーナーでは生活に密着した質問がなされ,すぐに役立つアドバイスもいただけました。子育ての活力を与えられたような充実した2時間を過ごしました。

講演の様子の写真

<総括>

本年度は「PTAの皆さまのお役に立つ、魅力あるセミナー」を目指して活動してまいりましたが、平日開催にもかかわらず、百名を超える多数の参加申し込みをいただき、研修委員の「やる気」が一層引き出されました。負担軽減のため会議を一回減らして臨みましたが,前回の反省を生かし,研修委員みんなで力を合わせてよりよい運営ができました。講師の髙野先生、関係各位、ご参加くださいました皆さまに心から御礼を申し上げます。