令和5年度 響きあいセミナー

 

 

令和5年11月15日(水),

今年度の響きあいセミナーを

zoomを用いたオンラインで開催いたしました。

(一部の研修委員は視聴覚室にて参加)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ化もされた人気漫画「ドラゴン桜」の

指南役としても著名な

教員評論家 親野智可等(おやのちから)先生に,

 

「思春期の中学生にどう向き合うか?~ゲーム・スマホ・勉強・しつけ・親の関わり方・声の掛け方など~」

 

と題してご講演いただき,先生,保護者合わせて

約150名にご参加をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず,思春期は脳科学的に要求,欲求が一時的に増える

子ども自身も苦しい時期であること,

この時期に子ども扱いして親が独裁的でいると

いつまでも抜け出せないこと,

対等に接して,一人の人間として

子どものことをリスペクトすることで,

子どもはリスペクトに応えようとして成長できること

などのお話がありました。

 

自分が悪かったとしても,

責められれば子どもはやはり不愉快であり,

頭では分かっていても心がついていかない,

「しつけ」と称して責める言葉を浴び続けることで

心のシャッターが降りてしまう。

そしてこのようなことが続くと,子どもの人間関係の土台が

不信感となってしまうことなど,

自分の子育てを振り返って

反省させられる瞬間が何度もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

後半では,具体例を示しながら,

自己決定の度合いが幸せの度合いであること,

やる気スイッチは親が押すものではなく,

子ども自身が自分でスイッチを押すのを待つものであることなど,

これからの親子関係の糧になるお話をいくつもいただき,

これからの親子関係のために,

それぞれのご家庭で必要なことについて

考えさせられる学びの時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響きあいセミナーの開催にご協力をいただきました先生方,

研修委員の皆様,ご参加いただいた皆様に

心からお礼申し上げます。

 

研修委員長 永田留美