小中連絡会

5月29日(水),初めての小中連絡会が行われました。この会は「先進的かつ効果的な熊大方式の質の高い小中連携の実現」と「小中学生合同での集会および下校を通して,小中の連携をはかり,安心・安全の登下校をめざす」ことを目的としたものです。

子どもたちは下校の準備をし,附属小・中学校の体育館や教室など,それぞれの地区の集合場所に分かれました。まず,地区担当の先生による点呼の後,小中連絡会の目的の説明があり,バスや電車を利用する際に,車道にはみ出さない,邪魔にならないように列を作る,静かに待つなどのマナーを全員で確認しました。その後,小学生と中学生それぞれの地区リーダーや班長の紹介とあいさつがあり,レクレーションとしてジャンケンゲームなどが行われました。お互い緊張気味の子どもたちでしたが,すぐに和やかな雰囲気になり,とても盛り上がっていました。互いの距離が一気に縮まったようです。

それぞれの地区から通っている班やグループの子どもたちは,今までは顔見知りであっても話をする機会はあまりなかったようで,中学生から小学生へ優しく言葉をかけると少しずつ緊張が解きほぐれ,楽しそうな表情へ変わっていくのが印象的でした。また,レクレーションを通して親睦を深め,とてもよい交流の機会になって楽しそうでした。下校時は,担当の先生方と子どもたちで2列になり,バス停や駅まで移動し,少しずつ,グループの時間をずらしながら帰路につきました。

今回の小中連絡会は,熊本大学教育学部の附属機関の連携の試みとして行われました。最近の登下校中の子どもたちの痛ましい事故の報道や不審者情報が相次ぐ中,これを機に登下校時に気軽にあいさつをかわしたり,声を掛け合ったり等,お互いに安心・安全な登下校の実現に繋がっていくと思いました。また,附中生として,附小生のお手本となり,それぞれが公共の場での地域の一員としての自覚を持って登下校を行う意識を持つことがとても大切だと感じました。

 

 

1年1組 情報委員