平成30年度 第1回学校保健委員会

目的:「熊本大学教育学部附属中学校保健委員会規約」にのっとり,本校生徒の健康増進に関することに役立てる。本校生徒の心身の健康の実態について把握し,意見交換や助言をもとに,今後の健康教育増進に役立てる。

日時:平成30年9月6日(木曜日) 14:10~15:00

場所:熊本大学教育学部附属中学校 委員会室

参加者:黨 武彦校長,大山 寛教頭,河嶋里亜先生(保健主事、養護教諭),東 克彦先生(体育・安全担当),上國料由己子先生(食育担当),学校医・久高宏徳先生(眼科),学校薬剤師・馬場裕成先生,西田幸子(PTA副会長),西槇絵里子(研修委員長)

 

今年度のテーマ「いきいきと健康に過ごすために~体力アップ,やる気アップ」

 

今年度の附中生の健康状態の報告
健康診断結果:熊本市平均に対し視力の低下があるが,歯科の状況は良好。

安全:2学期に入ってすぐ地震避難訓練を実施。防火扉が閉まった状態での歩き方などきちんとできていました。夏休みの熱中症搬送はゼロ。

体育:2学期は水泳から始まり,12月に駅伝大会を予定、体力向上できるよう取り組んでいきます。

食育:夏休みの課題に給食栄養課が募集した「つくレポ」はそうめんのアレンジ料理と集中力アップメニューは,発想力ゆたかなレシピが集まり充実していました。

 

講話「体力アップ,やる気アップの方法~からだとこころの関係は?」
講師 熊本大学教育学部保健体育科 坂下玲子教授

「しつけ」という漢字は国字で「躾」と書き,また禅の基本が「調身・調息・調心」,仏教では「身心」というように,心を整えるには体を整えることが大事というのは古くから考えられていました。坂下先生は最近の各方面の研究成果から,運動(体を動かすこと)によって気分が変わり,脳の部位も活性化し,前向きな気分と認知機能を高める役割をすることを解説されました。

 

協議 学校医の久高先生からは,スマホを取り扱う時間は体を動かさないこと,睡眠を削ってスマホを扱う危険性が指摘され,PTAからはタブレットをやめたら家庭内での会話が増えた例や,「やる気アップ」について本校保護者の関心が高いことが報告され,適度な運動の大切さが確認されました。