平成29年度 熊本大学教育学部附属中学校PTA研修委員会 活動報告

平成29年度 第1回 学校保健委員会

日時: 平成29年9月28日(木) 14:10~15:00
場所: 熊本大学教育学部附属中学校 委員会室

参加者:副校長 上妻昭仁先生、教頭 中村恭介先生、主幹教諭 坂田孝久先生、安全・体育担当 東克彦先生、食育担当(代理)前田路子先生、スクールカウンセラー 高橋直美先生、熊本大学養護教育実習生2名、PTA研修委員 西槇絵里子 計9名

学校保健委員会は、「熊本大学教育学部附属中学校保健委員会規約」にのっとり、本校生徒の健康増進に関することに役立てること、本校生徒の心身の健康実態(健康診断結果や生活リズムなど)について把握し、意見交換や助言をもとに、今後の健康教育増進に役立てるために開かれます。

今年度のテーマは、「自ら考え、気づき、行動できる附中生を支える健康づくり~日常を取り戻した今、心と体の健康のためにできること」です。

本年度の第1回学校保健委員会は、7月6日に予定されていましたが、台風のため休校となったため、この日に順延して開催されました。副校長先生の挨拶、出席者紹介の後、1学期に行われた身体測定の結果報告がありました。そのなかで、本校生徒は熊本市内の他中学校に比べ、視力が悪い傾向にはり、反対に歯の状態は比較的優れていると報告されました。

また、本校保健衛生課の生徒たちが生活調査のアンケートをとった結果、睡眠時間が不足していることが明らかになりました。養護教育実習の先生から、受験勉強のため一時間しか睡眠をとっていない生徒が保健室に仮眠をとりに来るという報告もありました。PTAから「シエスタタイム」の制度があったようだが活用されているかと質問が出て、活用するのは一桁程度の人数だが、有効利用している生徒もいるとのことでした。しかし昼休みは課活動の集まりや合唱の練習があることも多く、中学校生活の忙しさが浮き彫りになりました。

その後、スクールカウンセラーの高橋直美先生が、震災後のこころの健康についてお話くださいました。震災後、一年たってから心のバランスがくずれたりすることもあり、それは誰にでもあることなので、リラックスしたり、睡眠をとったり、話をして支えあったり、相談をしたりすることが大切とのことです。特にこころの緊張を和らげるために体の筋肉の緊張を緩めること(筋弛緩法)が効果的だそうです。

そのほか、学校の安全点検を毎月行っていることや避難訓練の内容、お弁当や塾通いの食事にも栄養バランスを考慮する大切さなどが話題にのぼり、こころと体の健康があってこそ中学校生活が充実するのだと認識を新たにしました。