会長あいさつ

本年度のPTA活動テーマ

響きあおう 未来を拓く力に プラスON

PTA会長
宮﨑 龍次郎

平成29年度熊本大学附属中学校PTA会長を仰せつかりました、宮﨑龍次郎と申します。熊本地震から一年が経ち、会員の皆様におかれましては元の生活を取り戻せたでしょうか。早く元の熊本を取り戻すことを切に願います。

さて、現在、文部科学省では「国立大学附属学校の存在意義」が議論されています。創立70年を迎える熊大附属中学においても、おかれている状況は他校園と同じで子供たちの学び舎が無くなる可能性も否定できない状況です。文部科学省の「国立教員育成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」では「評価される学校を目指すべきことを全国の附属学校に発信している。大学が先頭に立って附属学校をうまく活用して地域貢献を進めることで、大学も附属学校も地域から存在意義が評価される。」とあります。

私たち熊大附属中学校PTAとしてできることは保護者同士で響き合い、未来を切り拓く子供たちの為に寄り添って(プラスON)学校と連携を図り、地域貢献を進めて学校の存在価値をしっかりと発信してゆくことだと考えます。地域貢献は「会員一人ひとりの力を集結した社会への還元」をキーワードとして進めていかなければなりません。

もう一つの取り組みたい問題があります。昨今PTA活動が重荷と受け止められ、執行部、役員の人選にも苦慮している状況があります。今年度は現在のPTA活動をしっかりと検証しスリム化できるところは議論を重ね、時代に合った誰でも参加しやすいPTAの組織づくりを進めてまいります。

しかし附中には守るべき伝統もあります。「変革を求めない伝統は衰退するのみ」これはとある歴史学者が言われた言葉です。伝統は受け継ぐ者がしっかりと受け止めて、次へとより良いものを繋げてゆく。PTA活動は単なるボランティアではなく、子育ての延長と考えます。本年度、会員一人ひとりの皆様のご協力を仰ぎ、子供たちの為に素晴らしい熊大附属中学校PTA活動が運営できますよう、協力の程、よろしくお願いいたします。