防災体験 ~大雨で家に帰れなくなった場合を想定~
【日 時】 平成29年7月16日(日) 16:00~
平成29年7月17日(月祝)~10:00
【場 所】 附属中学校
【参加者】 生徒 34名
保護者 21名
16日16:00~21:00 13名 16日21:00~翌7:00 3名17日 7:00~ 10:00 5名
【内 容】 ・夕食作り 「ハイゼックス」で炊飯、4種のカレー作り
・防災についての講話(講師 社会福祉協議会 石橋伸哉先生 馬場智宏先生)
・レクリエーション(ケイドロ、宝探し)
・校内に宿泊
・朝食作り 「アルファ米」
梅雨時期にもかかわらず、両日ともに快晴の中、学年行事が行われました。
大雨で家に帰れなくなった場合を想定しての防災体験ということで、学校へ宿泊しました。今回は16時集合ということもあり、みな入浴を済ませてきたようでした。体育館での開会式が終わるとすぐに炊飯の係とカレーの係に分かれて夕食作りです。子どもたちは男女混合の班ごとに、笑顔で協力し合いながら効率よい作業を行っていました。炊飯は昇降口前で行われました。ハイゼックスという袋(高密度ポリエチレン素材)に無洗米1合を計って入れ、赤線まで水を入れて空気を抜いて輪ゴムで縛ります。外に準備されていた大きな鍋の沸騰したお湯の中に30分入れておけばご飯が炊きあがります。
カレー作りは、家庭科室で行われました。子どもたちは、それぞれ持ち寄った野菜やかくし味用の具材を使って保護者の見守る中、手際よく作っていました。甘口、中辛、辛口、アレルギー対応の4種を作り上げ、普段より早めの夕食をとりました。その後の「防災についての講話」では、子どもたち全員、真剣に話しに聞き入っていました。地震で被災した今だからこそ、現実的に心に響いたのではないでしょうか。
1日目最後は、お楽しみのレクリエーションです。まずはグラウンドで「ケイドロ」という鬼ごっこ。ケイサツの子どもたちが懐中電灯を持ち、ドロボウの子どもたちを追いかけ盛り上がりました。
夜空は満点の星空で真っ暗なグラウンドには懐中電灯の灯りがホタルの光りの様に見えてとても幻想的でした。真剣に走り回る子どもたち、せっかくお風呂に入ってきたのに汗びっしょりでした。
次に教室での宝探しです。夜の学校なんて初めての体験!東先生のおどかしなどもあり、キャーキャーという声が聞こえるお化け屋敷感覚の楽しい時間だったようです。
行事が終わると、男子は1年生の教室、女子は3年生の教室に分かれて就寝となりましたが、「お腹がすく」「のどが渇く」「暑い」など、なかなか子どもたちは眠れないようでした。実際の被災時は当然それも我慢しなければならないところです。耐えるしかありません。対応された先生方、保護者の皆さまも大変だったと思います。
2日目は、熱湯を入れるだけで食べられるアルファ米と味噌汁の朝食でした。アルファ米は、白米、五目ごはん、牛飯、炒飯の4種の中から一つ選べました。
その後は教室の掃除をして、体育館での閉会式となりました。クラスごとの集合写真を撮り、2日間の学年行事は無事終了となりました。子どもたちには、楽しさも盛り込まれた防災体験・学校宿泊は、貴重な体験となり、よい思い出となったと思います。
最後に、子どもたちのために企画準備運営してくださった先生方、実行委員の子どもたち、見守り協力を快く引き受けてくださった保護者の皆さま方、本当にお疲れ様でした。心から感謝申し上げます。