3年1組「学年行事」報告

日  時:平成29716日(日)午後4時 ー 17日(月・祝)午前10

場  所:附属中学校

内  容:3学年での合同宿泊防災体験

・防災についての講話 【講師 社会福祉協議会 石橋伸哉先生、馬場智宏先生】

・夕食(カレーライス)、朝食(アルファ米の食べ比べ)の炊き出し体験

ハイゼックスを利用した炊飯(ハイゼックス…高密度ポリエチレン素材の災害救援用包装食用袋)

・レクリエーション(宝探しゲーム、ケイドロ…鬼ごっこ)

・学校での宿泊

  例年まだこの時期は梅雨空が広がり、学年行事の日程を決める頃には雨の心配をしておりましたが、両日ともに快晴で真夏日となりました。少し動くと汗が滴り落ちるような陽気の中、昇降口前ではガスコンロに火を付けハイゼックスを利用した白米の炊飯、家庭科室ではカレーの調理が行われました。生徒たちが考えた行動予定と、役割や分担をそれぞれがしっかり把握して、時間を考えながら手際良く行動できていました。時折見せる真剣な表情や楽しそうな笑い声は、かわいらしくも頼もしくもありました。1つの鍋を囲み、ドッと笑い合う心からの笑顔が、31組の隠し味となったあの美味たるカレーの味は、生涯忘れることのできない皆で作った「同じ釜の飯になったことでしょう。

  食後は社会福祉協議会の講師の先生から「防災とボランティア」についての講話があり、ボランティアについての質疑に生徒が答え、その理由や自分の考えを述べるものでした。生徒一人一人が自分の意見をしっかり持っていて、自分の身を守る大切さや、他人への思い遣りの心を感じ取れる回答に、中学3年生の心の成長を感じ取ることができました。

  夜のレクリエーションでは、真っ暗な校内での宝探しゲームとグラウンドでのケイドロでした。消灯した暗闇と静けさの広がる教室は、別世界の異空間に迷い込んだかのようなワクワクとドキドキが入り混じる不思議な感覚がありました。星明りをたよりに、汗だくになりながらワクワクを追いかける。フツウでは有り得ないたくさんの体験を通し、自分たちで考えた計画が11つ成功していく。達成感や喜び、生き生きとした姿は、この時間を皆で共有できた、この一瞬が輝きで宝物なんだと実感しました。今日の素晴らしくきれいな星空とともに、それぞれがこの宝物を大切に心に刻んだことでしょう。

  最後に社会福祉協議会の講師の方々、先生方、ご協力いただいた保護者の皆様、企画運営を頑張ってくれた実行委員さんに感謝申し上げます。

3-1学級行事 カレーつくり 3-1